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【中級編】 もっと知りたい翻訳のこと
目 次


Q1. 真剣に翻訳の勉強に取り組みたいと考えています。
  通学と通信とではどちらがいいでしょうか?


翻訳の勉強は少し特殊ですから独学だけでは難しいでしょうね。
仕事として翻訳をしながら先輩の指導を受けるのが実力アップには一番なのですが
そういったチャンスに恵まれることはとても稀ですから、一般的には翻訳教室で
勉強することになりますね。

プロの翻訳者が講師を務め、実務的な力をつける指導がなされることも多いので
翻訳講座もとても実力アップに有効です。
また、翻訳会社が運営する学校に通学している場合、学校から実力を認められれば
仕事に結びつく可能性が高いこともメリットの1つです。

では通信と通学ではどちらが良いかということですが、
それは学校の質、そして本人のヤル気次第です。

トランスワードの場合、通信講座の受講生は通学教室と同じ教材を使い、
通学の授業を撮影したDVD(ビデオ)で学習します。
繰り返して見て学び、通学生より上達が早い熱心な人も多くいます。

翻訳教室に通学する利点は共に勉強する仲間がいることです。
そして決まった時間に教室に行かなくてはならないことです。
翻訳を勉強する人の多くは仕事を持っています。
多忙な生活の中から勉強時間を確保する必要があるので、共にがんばる仲間がいて
決められた時間に教室に行くという制約があったほうが継続には有利でしょう。


Q2. 翻訳講座を修了しただけでは実際の仕事につけないのでしょうか?

翻訳講座を終了したからと言って実際の仕事が得られる保証はありません。
また講座を受けなくてもトライアルに合格すれば仕事が始められます。

しかし翻訳の素人がいきなりトライアルを受けても合格の確率は非常に低いです。
実務の翻訳をプロとしてこなすには業界のルールや常識が必要だからです。
ですから当社の翻訳者養成講座では、この種の知識を修得することも非常に大切な
項目として教えています。

講座の内容を修得すれば、たいていの翻訳会社のトライアルに合格できるレベルに達します。
しかし最終的には本人の基礎知識(語学力と技術知識)とがんばり次第であることは
言うまでもありません。


Q3. 短期間に翻訳の力をつけたいのですが、どうしたらいいのでしょうか?

専門の翻訳学校に通うか、または通信教育を受けるのが一番の早道です。

ならばどの教育機関を選択するかですが
「講師が実務で活躍しているレベルの高い翻訳者か否か」を基準にしましょう。

技術や技能を身に付けるにはその道の達人に指導してもらうのが一番です。
翻訳を教えるプロである前に、本人がプロの翻訳者である講師を選ぶのが賢明です。

トランスワードでも翻訳者養成講座を提供しています。
本格的に翻訳の勉強に取り組もうとする時、候補として検討いただけるとうれしいです。


Q4. 市販の翻訳学習本を読んだ方がいいですか?

市販の翻訳指導書類はあまりお薦めしていません。
というのも、理論が先に立った実務に即したものではない本も多いからです。

それよりも、自分が目指す翻訳分野の入門書、それも英語文の多読をお薦めします。
英語で書かれた本には誰が読んでも容易に理解できるものが多いからです。
日本で作成された技術関連の入門書にそういったものが少ないのは非常に残念です。

電気エンジニアだった頃、コンピュータの基本的な疑問を解決しようと
さまざまな本(日本語)を読んでみたところ、さっぱり分からなかったのですが
英語(米国)で出版された本を読むと、知りたかったことが実によく理解できました。
それ以来、英語版技術書の多読を薦めています。


Q5. 翻訳で生計は立てられるのでしょうか?

翻訳で生計を立てるにはいかに継続的に仕事を獲得していけるかが課題になります。

今の翻訳業界はどちらかというと多くの翻訳希望者が仕事を取り合っている状況で
ベテラン翻訳者でも仕事が不足がちになる傾向にあります。

また翻訳会社からすると、信頼のおける実績のある翻訳者に仕事を頼みたいため
新人の登用は二の次になってしまいます。

ですから、新人の翻訳者が最初から十分な仕事量をコンスタントに受注するのは
よほど特殊なケースといえるでしょう。

将来的な安定を考えるのなら、社内翻訳者として経験を積んで実力をつけると同時に
業界に事情に精通し、賢く仕事をするノウハウを身に付けることが大切だと思います。

厳しいことを書いて少し胸が痛みますが、それが私の考える翻訳業界の実態です。

プロの翻訳者として独立し、継続して仕事をするのは簡単ではありません。
翻訳の実力だけでなく、営業的なセンスも必要だからです。

当社のホームページには、翻訳者として勝ち残るためのヒントがちりばめられています。 参考になると思いますので、じっくりと読んでみてください。


Q6. 収入はどの程度期待できますか?

完全に本人次第です。
全く仕事の依頼のない人もいれば、これでもかというほど依頼が殺到する人もいます。
ちなみに私は自動車会社のサラリーマンだった頃、兼業で翻訳をしていました。
かなりハードな時期でしたが、翻訳の収入が毎月本業と同じくらいありました。

翻訳での収入は完全に本人次第です。
専業でも年収100万円以下の人もいますし、副業で500万円以上稼ぐ人もいます。

翻訳は時間と場所を選ばない仕事なので非常に人気があります。
海外で生活をしながら翻訳で生計を立てている人も多くいます。

将来のことを考えた場合、翻訳の能力があれば選択肢が広がりますので、
早めに翻訳の勉強を開始されることをお薦めします。


Q7. 企業内で翻訳しています。退職して翻訳者になることを考えていますが
  大丈夫でしょうか?


企業内で技術文書を翻訳する場合、内容が正確に通じている程度でよい良いなど、
会社独自の基準で翻訳を仕上げることが多いと思います。

しかし一般的な商品としての翻訳は文章のスタイル、品格、標記方法など
非常に厳しい基準で評価されます。
社内では合格レベルの翻訳でも、対価の発生する商品としての翻訳の観点で見ると
合格基準に達しないケースも多いのが実情です。

企業内翻訳者が翻訳業に転身後に失敗する原因は、
プロとして期待される品質基準を認識していないことにあります。
英語でのテクニカルライティング(英語への技術翻訳)には
世界標準ともいえるガイドラインがありますので、この知識も不可欠です。

プロとしての翻訳をするのであればまずこの品質基準をしっかり認識し
どこででも通用する知識とテクニックを身に付ける必要があります。
まずは、翻訳関連のセミナー、通信教育、また翻訳会社提供のトライアルに参加して
自分の翻訳レベルを探ることから開始してはいかがでしょう。




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