技術を学ぶ翻訳者養成講座
【工業技術編】
7. 英米単語の相違
通常、英訳のときに使用する英単語は米国式のスペリング、用法を採用しています。明らかに英国向けの資料を翻訳するときは、スペリング、用法とも英国方式を使用する場合もあります。

自動車マニュアルの和訳の場合、特に欧州のメーカーのマニュアルにはよく、「イギリス出身の技術者が書いたな」と思われる文章があります。全編を通じて英国方式が一貫していれば問題もそれほど生じないのですが、英米混在の場合、同じ部品を違う名前で呼んでいることがたまにあるので注意が必要です。

自動車の部品名はカタカナ書きにすることが多いため、読み手を混乱させるおそれがあります。英米用法の違いを知っているといないとでは、翻訳の品質に大きく影響が出てくるでしょう。そこで主な英米単語の相違をリストアップしました。参考にしてください。

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